いおファーム~次女とおやじの家庭菜園~

教育と趣味を兼ねた次女との家庭菜園の日々

紫陽花の挿し木栽培(挿し木~鉢上げまで)

7月24日に挿し木栽培をしている紫陽花の鉢上げを行いました。

適期かといわれれば、日中も気温が30℃を超える真夏なので怪しいところですが、

夏休み中の管理も考えるとここでの鉢上げが我が家の場合はベターだとの判断です。

しっかり管理できるようであれば9月の後半位など、挿し木してから2か月ほど

経過したとしても気温が下がってきたころがベストのようです。

挿し穂の準備

ネットや動画で調べながらの挿し木栽培です。

挿し穂として適当なのは花が咲いていない茎だそうです。

花が咲いているものでも発根して栽培可能ですが、花なしであれば翌年に咲くことがあるそうです。

なので1年後の開花を目指して、花なしの茎を頂戴してきました。

葉っぱが着いてる部分を”節”として2節ごとに茎を切り離します。

今回2本の茎から3本の挿し穂を準備しました。

切り口を細い茎は斜めカット、太い茎はV字カットしておきます。

2節ごとに切った穂の、下の節にある葉は除去します。

そして水分蒸発を抑えるべく残した葉も半分にカットします。

その後、2時間ほど水に付けます。

水にメネデールという発根促進剤を垂らしておくと発根確率が上がるそうです。

メネデールは用意していなかったので、植物の活力剤をすこし垂らしておきました。

これに意味があったのかどうかは不明です。気持ちの問題でしょうか。

2時間後、水からあげて発根促進剤の「ルートン」を切り口に付けます。

ルートンをしっかりつけた方がいいだろうと勝手に思い込んでおり、

水あげ後にべっとりつけてしまいました。

正しくは、水からあげたら水気をふき取って、軽くまぶす程度で良いそうです。

挿し木と土

挿し穂の準備が終わったら、穂を挿すポットと土を用意。

3号ポット 鹿沼土100%

挿し穂は合計6本準備したので、3本ずつ挿せるよう3号くらいのポットを2つ用意しました。

土は培養土など肥料成分が入った土はNGで、

赤玉土鹿沼土の小粒が良いそうです。

ホームセンターで目に入ったので今回は鹿沼土を選択しました。

下の葉を取り除いた節が隠れる程度挿しこみます。

挿すときはルートンが土に擦れて落ちてしまわないように、割りばしなどで穴をあけ

土と擦れないように挿しこみます。

これで挿し木栽培の準備は完了。

水と管理

根がない挿し穂は乾燥が大敵だそうです。

下に水が溜まるようトレイを敷いて、水やりは朝夕2回、十分に与えていました。

日中に葉や土の表面が乾いていると思ったら霧吹きで湿らして管理しました。

設置場所は”明るい日陰”とのことで、玄関先で日中も陰になっている場所に設置しました。

経過

6/25

挿し木初日には葉が上を向いていましたが、4日目には表面が天井を向く感じになりました。

さらに3日が経過すると葉の頭が垂れ下がるような状態になりました。

このまましおれていくんじゃないかと心配しましたが、このままの状態で最後までいくことになりました。

トレイの水は定期的に交換しています。

6/28
7/1

10日ほど経過しても葉がシャキッと緑を保っていたので、安定してきたかということでもう少し明るい場所に出してみました。

翌日も同じように外へ出しておきました。

そして見事に戻すのを忘れ、直射日光にさらされた挿し穂は無残な姿になってしまいました。

ここまでの2週間ほどの時間が無駄になってしまったと反省しました。

それでもとりあえず初めてなのでこのまま続けました。

7/2

7/7

完全に葉が焼け焦げてしまった挿し穂から新芽が出てきました。

ちなみに葉にダメージがなかった穂は7月30日現在でも新芽が出ていません。

また7/7から水挿しも始めました。

こちらの穂は長女が頂いてきた紫陽花で、花が一通り咲き終わったものです。

7/14
7/14

1週間が経過して新芽の葉もはっきりとしてきました。

また水挿しの穂に早くも新芽が出ています。

7/21

さらに1週間後、挿し穂と土の隙間にうっすら根を確認。

挿し穂を動かそうとするとしっかり抵抗を感じるようになっていました。

参考にしていた動画などでは少しでも根が出ていれば大丈夫とのことでした。

ただ真夏の暑い時期は鉢上げを避けた方が良いという情報もありました。

鉢上げしてしまうか、気温がすこし下がるであろう9月ごろまで待つか悩みました。

鉢上げと管理

7/24

夏休みの予定も鑑みて7/24に鉢上げをしました。

使用した土は100%腐葉土に挿し木で使用していた鹿沼土

さらに新しい鹿沼土を混ぜたものです。

発根の状態の良い穂と悪い穂の比較です。

新芽が育ってきた穂が実は一番発根状況が悪かったのは意外でした。

発根の状況を比べてみると日光で焼けてしまった葉を持つ穂が悪く、

ダメージが少ない穂ほど良いという傾向でした。

葉のダメージが少ないものはしっかり根付いていました。

あの日なたに放置してしまった1日さえなければ完璧に成功していました。

7/29

鉢上げ後も引き続き日陰での管理が続きます。

水も切らさないよう、朝夕と霧吹き作戦を継続中です。

7/29

水挿しは現在も継続中です。

まだ発根はみられませんが、土と水の比較のためしっかり観察していきます。

ここまでの成果と注意点

今回は挿し木をして32日目での鉢上げでした。

だいたい1か月ほどで発根しますと参考動画などで言っていましたので、

おおかた標準通りなのかなと思います。

ここまでの挿し木栽培で次回以降注意しておきたいことは以下の点です。

1.発根促進剤はつけすぎない

2.直射日光は絶対避ける

この2点を守るだけでまず間違いなく発根まで持って行けそうです。

まだまだ観察は続きます。

キリの良いタイミングでまとめて記録していこうと思います。